专利摘要:
APMV3、APMV4、APMV5、APMV6、APMV7、APMV8、APMV9、マプレラウイルス(Mapueravirus)及びFer−de−Lanceの群から選択されるパラミクロウイルスが記載され、これらは腫瘍処置用の医薬組成物を生産するのに使用される。該ウイルスは、ヒト腫瘍細胞を選択的に殺傷するが、同じ用量で正常な分化細胞及びヒト正常増殖細胞を殺傷しない。該ウイルスは、遺伝子操作により、1つ以上の遺伝子が追加され、又は関連するパラミクソウイルスの相同遺伝子に置き換えられるように改変され得る。該方法により生じるキメラウイルスの抗腫瘍活性は、元のウイルスと比較して亢進される。
公开号:JP2011512344A
申请号:JP2010546341
申请日:2009-02-12
公开日:2011-04-21
发明作者:バイアー,ルドルフ;ピューラー,フロリアン
申请人:バイエル・シエーリング・ファーマ アクチエンゲゼルシャフト;
IPC主号:A61K35-76
专利说明:

[0001] 本発明は、活性動物パラミクソウイルスの投与による腫瘍の処置に関する。該ウイルスは選択的にヒト腫瘍細胞を殺傷するが、同じ用量でヒト正常分化細胞及びヒト正常分裂細胞を殺傷しない。遺伝子操作により、該ウイルスは、関連するパラミクソウイルスの類似遺伝子により1つ以上の遺伝子が置き換えられるように改変され得る。あるいは、これらの相同遺伝子は、ウイルスゲノム中に追加的な導入遺伝子として挿入される。本方法により生じるキメラウイルスの抗腫瘍活性は、元のウイルスと比較して亢進される。]
背景技術

[0002] また、本遺伝子操作手法は、腫瘍細胞で発現する酵素に認識されるべきFタンパク質開裂部位の改変を可能とする。]
[0003] 当該技術分野において、腫瘍崩壊ウイルスががん治療に使用され得ることは公知である。一般に腫瘍の処置に使用され得る腫瘍崩壊ウイルスは、(Chiocca, 2002)に概説されている。腫瘍崩壊ウイルスの詳細なリストは、(Vaha−Koskela, Heikkila, and Hinkkanen, 2007)に記載されている。これらのウイルスは、様々なウイルスのクラス(crass)及び科(family)に属する。]
[0004] 腫瘍溶解剤として試験されたパラミクソウイリダエ(paramyxovihdae)科のウイルスは、麻疹ウイルス(例えば(Peng et al., 2001))、ニューカッスル病ウイルス(例えば(Sinkovics and Horvath, 2000))、ツパイア・パラミクソウイルス(Tupaia paramyxovirus) (Sphngfeld et al.,2005)、ムンプスウイルス(例えば(Myers et al., 2005))、シミアンウイルス(例えば(Parks et al., 2002))、及びセンダイウイルス(例えば(Kinoh et al., 2004))を含む。]
[0005] (Stojdl et al., 2003)において、試験された腫瘍細胞株の80%が、水疱性口内炎ウイルス(VSV)に感染した後、インターフェロン応答が欠如することが記載されている。VSVとNDVはいずれもモノネガウイラレス目(order mononegavirales)のメンバーであるから、これに近い割合の腫瘍細胞株が、NDVの感染に感受性であると推定し得る。また、NDVの腫瘍細胞中での選択的複製の機構が、ウイルスに対するインターフェロン応答の欠如に基づくことも示されている(例えばWO 99/18799を参照されたい)。]
[0006] 組換えパラミクソウイルスに関して、EP−A−0702085に、感染性の、複製する、セグメント化されていないマイナス鎖RNAウイルス突然変異であって、ウイルスゲノムのオープンリーディングフレーム、シュードゲン領域又は遺伝子間領域に挿入及び/又は欠失を含むものが記載されている。更に、WO99/66045に、ウイルスゲノムの全長cDNA分子から得た、遺伝子改変NDVウイルスが記載されている。]
[0007] WO 00/62735において、NDV等の、インターフェロン感受性かつ複製可能なクローンRNAウイルスの投与を含む腫瘍処置方法が記載されている。更に、鳥類のパラミクソウイルス2の使用が記載されている。しかしながら、APMV2が腫瘍崩壊活性を有することを支持するデータは記載されていない。]
[0008] WO 01/20989(PCT/USOO/26116)において、組換え腫瘍崩壊パラミクソウイルスを用いる、腫瘍を有する患者を処置する方法が記載されている。複製可能なパラミクソウイリダエ(paramyxoviridae)ウイルスの投与により、腫瘍が減少する。腫瘍崩壊能力を改善するためにウイルスを操作するのに使用され得る様々な方法が記載されている。]
[0009] 更に、WO 03/005964において、サイトカインをコードする核酸を含む組換えVSVが記載されている。]
[0010] US 6,699,479において、低いレベルでV−タンパク質を発現し、編集遺伝子座(editing locus)にヌクレオチド置換を含むNDV突然変異が記載されている。US 2004/017060において、通常のヒト病原体ではないウイルスの投与による黒色腫の処置が記載されている。]
[0011] WO2006/50984において、組換えNDVウイルスと、抗腫瘍タンパク質をコードする遺伝子が記載されている。特に、疾患処置用、特に腫瘍溶解処置用の、組換えRNA−ウイルス、好ましくはパラミクソウイルス、好ましくはニューカッスル病ウイルス(NDV)が記載されている。更に、組換えウイルスが、結合タンパク質(抗体、アンキリンリピート分子、ペプチド等)、プロドラッグ転換タンパク質及び/又はプロテアーゼをコードし、ウイルス感染腫瘍細胞においてのみこれらの分子が発現することが記載されている。これらの結合タンパク質、プロドラッグ転換タンパク質及び/又はプロテアーゼは、ウイルスの抗腫瘍効果を増大させる。WO2006/50984において、このような癌処置用の改変ウイルスの製品及び使用が記載されている。]
[0012] NDVは、EP−A−0702 085等に記載されるような逆遺伝学的技術を使用して、遺伝的に操作し得る。例えば、分泌性アルカリホスファターゼ(Zhao and Peeters, 2003)、緑色蛍光タンパク質(Engel−Herbert et al., 2003)、感染性ファブリーキウス嚢病ウイルスのVP2タンパク質(Huang et al., 2004)、インフルエンザウイルス血球凝集素(Nakaya et al., 2001 )及びクロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ(Huang et al., 2001 )をコードする追加的な核酸を含む組換えNDVコンストラクトの作製が知られている(Khshnamurthy, Huang, and Samal, 2000)。これらの組換えNDVのいずれも、ヒトの疾患の処置において使用するために構築されたものではない。該組換えNDVは、NDVの基礎的なウイルス学の研究のために、又は家禽用のワクチン株を開発するために作製されたものである。また、親ウイルスとしてNDVのレントジェニック(lentogenic)株が用いられており、これらの株は顕著な腫瘍崩壊能力を有しない。]
[0013] ウイルスのシステム及びプロセスが公知のものであっても、癌、各腫瘍の治療に選択的に使用され得て、そして既存のウイルス種よりも優位性を有するウイルス種は、なおも需要が強い。]
[0014] 更に、当該技術分野において、APMV3〜9が癌、各腫瘍を処置するための医薬の生産に使用され得ることを示すデータは存在しない。]
課題を解決するための手段

[0015] 本発明において、驚くべきことに、パラミクソウイルス科中APMV3〜9のサブクラスの本発明に係る選択的ウイルス種が、当該技術分野で言及される種と対比して驚くほど高効率な活性で腫瘍の処置に使用され得ることが見出された。]
[0016] 本発明のパラミクソウイルスは、当該技術分野で、従来は、抗腫瘍効果を有するものとして記載されていなかった。]
[0017] パラミクソウイルスの科から選択されるウイルスは、例えば、鳥類パラミクソウイルス3(APMV3)、鳥類パラミクソウイルス4(APMV4)、鳥類パラミクソウイルス5(APMV5)、鳥類パラミクソウイルス6(APMV6)、鳥類パラミクソウイルス7(APMV7)、鳥類パラミクソウイルス8(APMV8)、及び鳥類パラミクソウイルス9(APMV9)、並びにマプレラウイルス(Mapueravirus)及びFer−de−Lanceウイルス等が挙げられる。]
[0018] APMV3〜9のウイルスは、(Alexander, 2003)に記載されている。]
[0019] 更に、本発明は、異なるウイルスの遺伝的エレメントを分子生物学的に組み合わせてキメラウイルスを作製するプロセスを含む。特に、本発明は、癌、各腫瘍を処置するための医薬組成物を生産するための、APMV3、APMV4、APMV5、APMV6、APMV7、APMV8、APMV9、マプレラウイルス及びFer−de−Lanceの群から選択されるパラミクロウイルスの使用を含む。]
[0020] 癌及び腫瘍の処置とは、感染から一定の時間を隔てた腫瘍増殖の抑制、好ましくは腫瘍細胞の殺傷又は増殖の抑制を意味する。記載されるパラミクソウイルスは、腫瘍細胞中で選択的に複製する。]
[0021] 特に、本発明に記載の使用は、増殖性の障害、特に過剰増殖性の障害を処置するための医薬の生産を含む。好ましくは、前記ウイルスで新生物が処置され、好ましくは肺、結腸、前立腺、胸部及び脳の癌が処置され得る。]
[0022] より好ましくは、本発明は、固形腫瘍及び転移性腫瘍を処置するための医薬を生産するための本発明に係るウイルスの使用に関する。]
[0023] より好ましくは、増殖速度の低い腫瘍が処置され得る。]
[0024] 増殖速度の低い腫瘍の例として、前立腺癌、乳癌、肺癌、卵巣癌、黒色腫、子宮頸癌、膀胱癌、グリア芽腫及び線維腫が挙げられる。]
[0025] 更に選択される側面において、本発明は、脳腫瘍及びグリア芽腫を治療するための医薬を生産するための前記ウイルスの使用に関する。]
[0026] 本発明の更なる側面は、RNAレベルで配列の同一性が80%を超える、極めて近縁のパラミクソウイルスである。該ウイルスは、新規に見出されたパラミクソウイルスである。]
[0027] 更に、本発明に係るウイルスは組換え体で会ってもよく、そして更にAPMV1〜9を起源とする1つ以上の追加的な遺伝子を発現するように改変されてもよく、好ましくは、APMV1(ニューカッスル病ウイルス)を起源とする1つ以上の追加的な遺伝子を発現するように改変されてもよい。]
[0028] 本発明に係るウイルスは、更に、結合タンパク質をコードする遺伝子を含むように改変されてもよい(WO2006/050984を参照されたい)。]
[0029] 前記追加的な遺伝子は、酵素、特にプロドラッグ転換酵素を、抗体又は1つの抗体可変領域と1つ以上のイムノグロブリンドメインとを含む融合タンパク質をコードしてもよい(WO2006/050984を参照されたい)。]
[0030] 腫瘍を担持しているヒト又はマウス、例えばヌードマウスに投与されたとき、前記改変は、抗腫瘍作用により測定される高度な腫瘍崩壊能力をもたらす。]
[0031] 本発明に係るウイルスは、更に、他のパラミクソウイルスのF及び/又はHNタンパク質の遺伝子をコードしてもよく、ここで、Fタンパク質は多塩基性(multibasic)開裂部位を有してもよく、そして該ウイルスは、1つの遺伝子がAPMV1〜9からなる群から選択されるウイルスの相同遺伝子により置換されるように改変されてもよい。]
[0032] 更に、前記遺伝子改変は、鳥類におけるウイルスの病原性の弱体化をもたらし得る。]
[0033] 更に、本発明は、上記疾患を治療するための医薬を生産するためのウイルスの、医薬として許容される担体及び希釈剤と組み合わせての使用を含む。そのような担体及び希釈剤は、Remington’s Pharmaceutical Science, 15tn ed. Mack Publishing Company, Easton Pennsylvania (1980)に記載されている。使用されるウイルスのタイターは、処置の指示に従って、投与あたり109〜1012pfuの範囲内、投与あたり108〜1011pfuの範囲内、投与あたり107〜1010pfuの範囲内、又は投与あたり106〜109pfuの範囲内であり得る。]
[0034] 前記医薬的担体及び希釈剤は、発明に係るウイルスのエマルジョンを含んでもよく、そして吸入、静脈内注射、皮下注入、腹腔内注入又は腫瘍内注入により投与されてもよい。]
[0035] 本発明のなおも他の側面は、増殖性の障害、特に癌を予防する、及び/又は処置する方法であり、治療が必要な対象に、医薬有効量(pharmaceutically effective amount)の本発明の医薬組成物を投与することを含む。医薬有効量は、本発明のウイルス、特に疾患を治癒又は抑制する本発明のウイルスのタイターである。]
[0036] 治療的効果を奏する許容される用量は、例えばコンストラクト、患者、投与手段及び癌の種類に応じて変化する。]
[0037] 更に、本発明は、化学治療剤とを組み合わせた本発明に係るウイルスの使用を含む。]
[0038] 本発明に係るウイルスは、抗腫瘍剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、植物由来抗腫瘍剤、ホルモン系治療剤、トポイソメラーゼ阻害剤、カンプトテシン誘導体、キナーゼ阻害剤、標的薬物、抗体、インターフェロン及び/又は生物反応修飾物質(biological response modifier)、並びに他の抗腫瘍薬物と共に使用され得る。なお、以下に列挙するものは、本発明のウイルスと共に使用され得る、非限定的な二次的薬剤の例である。]
[0039] 限定されないが、アルキル化剤として、ナイトロジェンマスタードN−オキシド、シクロホスファミド、イホスファミド、チオテパ、ラニムスチン、ニムスチン、テモゾロミド、アルトレタミン、アパジコン(apaziquone)、ブロスタリシン、ベンダムスチン、カルムスチン、エストラムスチン、フォテムスチン、グルホスファミド、イホスファミド、マホスファミド、ベンダムスチン及びミトラクトールが含まれる。プラチナ協調(platinum coodinated)アルキル化剤として、限定されないが、シスプラチン、カルボプラチン、エプタプラチン、ロバプラチン、ネダプラチン、オキサリプラチン又はサトルプラチン(satrplatin)が含まれる。]
[0040] 代謝拮抗剤は、限定されないが、メトトレキセート、6−メルカプトプリンリボシド、メルカプトプリン、5−フルオロウラシル単独若しくはロイコボリンとの組合せ、テガフール、ドキシフルリジン、カルモフール、シタラビン、シタラビンオクフォスファート(cytarabine ocfosfate)、エノシタビン、ゲムシタビン、フルダラビン、5−アザシチジン、カペシタビン、クラドリビン、クロファラビン、デシタビン、エフロルニチン、エチニルシチジン、シトシンアラビノシド、ヒドロキシウレア、メルファラン、ネララビン、ノラトレキセド(nolatrexed)、オクフォスフィト(ocfosfite)、ジソジウムプレメトレキセド、ペントスタチン、ペリトレキソール、ラルチトレキセド、タピン、トリメトレキセート、ビダラビン、ビンクリスチン、ビノレルビン、ホルモン治療剤、例えばエキセメスタン、ルプロン、アナストロゾール、ドキセルカルシフェロール(doxercalciferol)、ファドロゾール、フォルメスタン、11ベータ−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1阻害剤、17−アルファヒドロキシラーゼ/17,20リアーゼ阻害剤、例えばアビラテロンアセテート、5−アルファリダクターゼ阻害剤、例えばベアルフィナ(フィナステリド)、及びエフステリド、抗エストロゲン剤、例えばタモキシフェンシトレート、及びフルベストラント、トレルスター(Trelstar)、トレミフェン、ラロキシフェン、ラソフォキシフェン、レトロゾール、又は抗アンドロゲン剤、例えばビカルタミド、フルタミド、ミフェプリストン、ニルタミド、カソデックス(Casodex)、又は抗プロゲステロン剤、並びにそれらの組合せを含む。]
[0041] 植物由来抗腫瘍物質は、例えば、細胞分裂阻害剤、例えばエポチロン、例えばサゴピロン、イクサベピロン(Ixabepilone)又はエポチロンB、ビンブラスチン、ビンフルニン、ドケタキセル、及びパクリタキセルを含む。]
[0042] 細胞傷害性トポイソメラーゼ阻害剤は、アクラルビシン、アモナフィド、ベロテカン、カンプトテシン、10−ヒドロキシカンプトテシン、9−アミノカンプトテシン、ジフロモテカン、イリノテカン(Camptosar)、エドテカリン、エピビシン(Ellence)、エトポシド、エキサテカン、ギメテカン、ルルトテカン、ミトカサントロン、ピラムビシン、ピキサトロン、ルビテカン、ソブゾキサン、タフルポシド、及びトポテカン、並びにそれらの組合せからなる群から選択される1つ以上の薬剤を含む。]
[0043] 免疫剤(Immunological)として、インターフェロン及び他の多くの免疫亢進剤が含まれる。]
[0044] インターフェロンには、インターフェロンアルファ、インターフェロンアルファ−2a、インターフェロンアルファ−2b、インターフェロンベータ、インターフェロンガンマ−1a、又はインターフェロンガンマ−n1が含まれる。他の薬剤として、L19−IL2及び他のL19誘導体、フィルグラスチム(filgrastim)、レンチナン、シゾフィラン、テラシス(TheraCys)、ウベニメックス、アルデスロイキン、アレムトズマブ、BAM−002、デカルバジン、ダクリズマブ、デニロイキン、ゲムツズマブ、オゾガミシン、イブリツモマブ、イミキモド(imiquimod)、レノグラスチム、レンチナン、黒色腫ワクチン(Corixa)、モルグラモスチム、サルグラモスチム、タソネルミン、テクロイキン、チマラシン(thymalasin)、トシツモマブ、ビムリジン(Vimlizin)、エプラツズマブ、ミツモマブ、オレゴボマブ、ペムツモマブ、プロベンジ(Provenge)が含まれる。]
[0045] 生物反応修飾物質は、生物体の防御メカニズム、又は組織細胞の生存、増殖若しくは分化等の生物反応を修飾する薬剤であり、抗腫瘍活性を誘導する。そのような薬剤として、クレスチン、レンチナン、シゾフィラン、ピシバニール、プロムネ(ProMune)又はウベニメックスが含まれる。]
[0046] アポトーシス促進剤は、YM155、AMG655、APO2L/TRAIL、CHR−2797である。]
[0047] 抗血管形成化合物として、アシトレチン、アフリベルセプト(Aflibercept)、アンジオスタチン、アプリジン、アセンタール、アキシチニブ(Axitinib)、レセンチン(Recentin)、ベバシズマブ(Bevacizumab)、ブリバニブアラニネート、シレングチド、コンブレタスタチン、DAST、エンドスタチン、フェンレチニド、ハロフギノン、パゾパニブ、ラニビズマブ(Ranibizumab)、レビマスタッ(rebimastat)、レモバブ(removab)、レブリミド(Revlimid)、ソラフェニブ(Sorafenib)、バタラニブ(Vatalanib)、スカラミン(squalamine)、スニチニブ(Sunitinib)、テラチニブ(Telatinib)、タリドミド、ウクライン(ukrain)、ビタキシン(Vitaxin)が含まれ、プラチナ協調化合物として、限定されないが、シスプラチン、カルボプラチン、ネダプラチン、サトラプラチン、又はオキサプラチンが含まれる。]
[0048] カンプトテシン誘導体として、限定されないが、カンプトテシン、10−ヒドロキシカンプトシン、9−アミノカンプトテシン、イリノテカン、エドテカリン、及びトポテカンが含まれる。]
[0049] 抗体として、トラスツズマブ(Trastuzumab)、セツキシマブCetuximab)、ベバシズマブ(Bevacizumab)、又はリツキシマブ(Rituximab)、チシリムマブ、イピリムマブ(Ipilimumab)、ルミリキシマブ、カツマキソマブ、カツマキソマブアタシセプト、オレゴボマブ、アレムツズマブが含まれる。]
[0050] VEGF阻害剤も、本発明に係るウイルスと組み合され得る。VEGF阻害剤の例として、ソラフェニブ(Sorafenib)、DAST、ベバシズマブ(Bevacizumab)、スニチニブ(Sunitinib)、レケンチン(Recentin)、アキシチニブ(Axitinib)、アフリベルセプト(Aflibercept)、テラチニブ(Telatinib)、ブリバニブアラニネート、バタラニブ(Vatalanib)、パゾパニブ及びラニビズマブ(Ranibizumab)が挙げられる。]
[0051] EGFR(HER1)阻害剤も、本発明に係るウイルスと組み合わされ得る。EGFR阻害剤の例として、セツキシマブ(Cetuximab)、パニツムマブ(Panitumumab)、ベクチビックス(Vectibix)、ゲフィチニブ(Gefitinib)、エルロチニブ(Erlotinib)、ザクチマ(Zactima)が挙げられる。]
[0052] HER2阻害剤も、本発明に係るウイルスと組み合わされ得る。HER2阻害剤の例として、ラパチニブ(Lapatinib)、トラツズマブ(Tratuzumab)、ペルツズマブ(Pertuzumab)が挙げられる。]
[0053] mTOR阻害剤も、本発明に係るウイルスと組み合され得る。mTOR阻害剤の例として、テムシロリムス(Temsirolimus)、シロリムス/ラパマイシン(Rapamycin)、エベロリムスが挙げられる。]
[0054] cMET阻害剤も、本発明に係るウイルスと組み合され得る。]
[0055] PI3K−及びAKT阻害剤も、本発明に係るウイルスと組み合され得る。]
[0056] CDK阻害剤も、本発明に係るウイルスと組み合され得る。CDK阻害剤の例として、ロスコビチン及びフラボピリドールが挙げられる。]
[0057] 紡錘体集合チェックポイント阻害剤及び標的抗細胞分裂薬剤も、本発明に係るウイルスと組み合され得る。標的抗細胞分裂薬剤は、PLK阻害剤、Aurora阻害剤、例えばヘスペラジン(Hesperadin)、チェックポイントキナーゼ阻害剤、及びLSP阻害剤が含まれる。]
[0058] HDAC阻害剤も、本発明に係るウイルスと組み合され得る。HDAC阻害剤の例として、パノビノスタット、ボリノスタット、MS275、ベリノスタット及びLBH589が挙げられる。]
[0059] HSP90阻害剤及びHSP70阻害剤も、本発明に係るウイルスと組み合され得る。]
[0060] プロテアソーム阻害剤も、本発明に係るウイルスと組み合され得る。プロテアソーム阻害剤の例として、ボルテゾミブ及びカルフィルゾミブが挙げられる。]
[0061] セリン/スレオニンキナーゼ阻害剤も、本発明に係るウイルスと組み合され得る。セリン/スレオニンキナーゼ阻害剤には、MEK阻害剤及びRaf阻害剤、例えばソラフェニブ(Sorafenib)が含まれる。]
[0062] 本発明に係るウイルスは、ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、例えばチピファルニブと共に使用され得る。]
[0063] 本発明のウイルスは、ダサチニブ(Dasatinib)、ニロチビブ(Nilotibib)、DAST、ボスチニブ(Bosutinib)、ソラフェニブ(Sorafenib)、ベバシズマブ(Bevacizumab)、スニチニブ(Sunitinib)、AZD2171、アキシチニブ(Axitinib)、アフリベルセプト(Aflibercept)、テラチニブ(Telatinib)、イマチニブメシレート、ブリバニブアラニネート、パゾパニブ、ラニビズマブ(Ranibizumab)、バタラニブ(Vatalanib)、セツキシマブ(Cetuximab)、パニツムマブ(Panitumumab)、ベクチビックス(Vectibix)、ゲフィチニブ(Gefitinib)、エルロチニブ(Erlotinib)、ラパチニブ(Lapatinib)、トラツズマブ(Tratuzumab)、ペルツズマブ(Pertuzumab)及びc−Kit阻害剤を含む、チロシンキナーゼ阻害剤と共に使用され得る。]
[0064] ビタミンD受容体アゴニストは、本発明に係るウイルスと組み合わされ得る。]
[0065] Bcl−2タンパク質阻害剤は、本発明に係るウイルスと組み合され得る。Bcl−2タンパク質阻害剤の例として、オバトクラックス、ナトリウムオブリメルセン(oblimersen sodium)及びゴシポール(gossypol)が挙げられる。]
[0066] CD20受容体アンタゴニストは、本発明に係るウイルスと組み合され得る。CD20受容体アンタゴニストの一例として、リツキシマブが挙げられる。]
[0067] リボヌクレオチドリダクターゼ阻害剤は、本発明に係るウイルスと組み合され得る。リボヌクレオチドリダクターゼ阻害剤の一例として、ゲムシタビンが挙げられる。]
[0068] トポイソメラーゼI及びII阻害剤は、本発明に係るウイルスと組み合され得る。トポイソメラーゼI及びII阻害剤の例として、カンプトサール(Irinotecan)及びドキソルビシンが挙げられる。]
[0069] 腫瘍壊死因子関連アポトーシス誘導リガンド受容体1アゴニスト(Tumor Necrosis Apoptosis Inducing Ligand Receptor 1 Agonist)は、本発明に係るウイルスと組み合され得る。腫瘍壊死因子関連アポトーシス誘導リガンド受容体1アゴニストの一例として、マパツムマブが挙げられる。]
[0070] 5−ヒドロキシトリプタミン受容体アンタゴニストは、本発明に係るウイルスと組み合され得る。5−ヒドロキシトリプタミン受容体アンタゴニストの例として、rEV598、キサリプロード(Xaliprode)、塩酸パロノセトロン(Palonosetron hydrochloride)、グラニセトロン、ジンドール(Zindol)、塩酸パロノセトロン又はAB−1001が挙げられる。]
[0071] インテグリン阻害剤は、本発明に係るウイルスと組み合され得る。インテグリン阻害剤の例として、アルファ5ベータ1インテグリン阻害剤、例えばE7820、JSM6425、ボロシキシマブ又はエンドスタチン(Endostatin)が挙げられる。]
[0072] アンドロゲン受容体アンタゴニストは、本発明に係るウイルスと組み合され得る。アンドロゲン受容体アンタゴニストの例として、ナンドロロンデカノエート、フルオキシメステロン、フルオキシメステロン、アンドロイド(Android)、プロスト−エイド(Prost−aid)、アンドロムスチン(Andromustine)、ビカルタミド(Bicalutamide)、フルタミド(Flutamide)、アポ−シプロテロン(Apo− Cyproterone)、アポ−フルタミド(Apo−Flutamide)、クロルマジノンアセテート、ビカルタミド、アンドロクール(Androcur)、タビ(Tabi)、シプロテロンアセテート、シプロテロンタブレット(Cyproterone Tablets)、ニルタミドが挙げられる。]
[0073] アロマターゼ阻害剤は、本発明に係るウイルスと組み合され得る。アロマターゼ阻害剤の例として、アナストロゾール、レトロゾール、テストラクトン、エクセメスタン、アミノグルテチミド(Aminoglutethimide)及びフォルメスタンが挙げられる。]
[0074] マトリックスメタロプロテアーゼ阻害剤は、本発明に係るウイルスと組み合され得る。]
[0075] 他の抗癌剤として、アリトレチノイン、アンプリゲン、アトラセンタンベキサロテン、ボルテゾミブ、ボセンタン、カルシトリオール、エキシスリンド、フィナステリド、フォテムスチン、イバンドロン酸、ミルテフォシン、ミトキサントロン、1−アスパラギナーゼ、プロカルバジン、ダカルバジン、ヒドロキシカルバミド、ヒドロキシカルバミド、ペグアスパルガーゼ、ペントスタチン、タザロトン、ベルケード、ガリウムニトレート、カンフォスファミドダリナパルシン(Canfosfamide darinaparsin)又はトレチノインが含まれる。]
[0076] 腫瘍選択的複製
HT29結腸癌細胞又はHT1080線維肉腫細胞等のヒト腫瘍細胞と共にインキュベートするとき、本発明のウイルスは、複製及び子孫ウイルスの生産が可能である。腫瘍細胞中で達成されるタイターは、初代正常細胞中で達成されるタイターの100倍以上である。]
[0077] 本発明のウイルスの細胞殺傷作用を試験するとき、初代正常細胞を殺傷するのに必要なMOIは、ヒト腫瘍細胞を殺傷するのに十分なMOIの100倍以上、より好ましくは1000倍以上高い。]
[0078] ウイルスの生産
本発明のウイルスは、胚を有する鳥類の卵(好ましくは鶏卵)中で、又はヒト腫瘍細胞株若しくはヒト腫瘍細胞株の派生物(derivative)中で増殖する。]
[0079] 本発明のウイルスは、卵の尿膜腔液から、又は細胞の上澄若しくは細胞ペレット(細胞協調ウイルス)から回収される。]
[0080] 本発明のウイルスは、非連続的スクロース勾配超遠心を使用して、濃縮及び精製される。あるいは、本発明のウイルスは、タンジェンシャルフロー濾過(tangential flow filtration)を使用して、濃縮及び精製される。]
[0081] 抗腫瘍効果
本発明のウイルスの抗腫瘍効果は、マウスの腫瘍モデルにおいて示される。腫瘍内に、又は静脈内に投与されたとき、本発明のウイルスは、ヌードマウス中に定着したヒト異種移植腫瘍の退縮を引き起こす。ウイルスの効果的な用量は、1回の投与あたり105〜109pfuの範囲内である。幾つかの腫瘍モデルにおいて、最も効果的であるのに、2〜14日の周期での投与の繰り返しが必要である。]
[0082] ウイルスの遺伝子操作
逆遺伝学システムは多くのパラミクソウイルスについて公表されている。これは、本発明のパラミクソウイルスにも同様に適用される。]
[0083] 本発明のウイルスのゲノムは、シークエンシングされている。このシークエンスデータに基づき、ウイルスゲノム内の特異的な制限酵素認識部位を挟むクローニング用のプライマーがデザインされる。RT−PCRにより、ウイルスゲノムの幾つかの断片が、pX8δT等のプラスミドベクター中のDNAとしてクローニングされる。]
[0084] 前記ゲノムプラスミド内で、突然変異、遺伝子の交換、及び他の種類の遺伝子操作が、DNAレベルで行われる。]
[0085] T7−ポリメラーゼを発現する細胞中に、ヘルパープラスミドと共に前記ゲノムプラスミドDNAをトランスフェクションすることにより、組換えウイルスはレスキューされ得る。ウイルスをレスキューする他の方法も使用され得る。例えば、細胞にT7−ポリメラーゼをコードする発現プラスミドと共にコトランスフェクションすることにより、T7−ポリメラーゼの発現が達成され得る。]
[0086] 関連するウイルスNDVに記載される(Punier et al., 2008)ように、本発明のウイルス中で追加的な導入遺伝子が発現する。]
[0087] 前記追加的な導入遺伝子は、好ましくはM−F間又はF−HN間の遺伝子間領域中に挿入される。]
[0088] F及びHN導入遺伝子はいずれかのAPMVに由来するものであり、好ましくは強力な腫瘍崩壊能力を有するウイルスに由来する。F及びH/HN導入遺伝子は、APMV以外の他のパラミクソウイルスに由来し得る。]
[0089] 本発明のウイルスの腫瘍崩壊能力を増大させるのに、異種的なF又はHNタンパク質が個別にのみ発現すれば十分であり得る。]
[0090] キメラウイルス
2つの異なるウイルスの長所を組み合わせるために、又は短所を取り除くために、ゲノムの断片を他のウイルスの相同断片と置き換えることが可能である。他のウイルスは、任意の関連するパラミクソウイルスであってもよく、APMVに限定されない。]
[0091] APMVのF及びHNタンパク質をコードする内在遺伝子は、関連するパラミクソウイルス由来の相同遺伝子により置き換えられ、本発明のウイルスの特異性及び腫瘍選択性が変化し得る。]
[0092] ウイルス粒子の適切な集合を可能とするために、M、F、及びHNの3つのタンパク質全てが、関連するウイルスの相同遺伝子断片に置き換えられる場合がある。]
[0093] 鳥類における病原性を低下させるために、P/Vタンパク質をコードする遺伝子を、突然変異させるか、又は関連するウイルス由来の遺伝子に置き換える。同一の手順で、ヒト腫瘍細胞の殺傷において、正常細胞と比較してウイルスの特異性が増大する場合もある。]
[0094] 内在性L、P及びNPタンパク質は、差し替えられ得る。これらの3つのタンパク質の差し替えは、本発明のウイルスの複製能力に影響を及ぼし得る。]
[0095] 導入遺伝子
ウイルスの病原性を低下させるために、本発明のウイルスゲノム中に、鳥類インターフェロンをコードする遺伝子が挿入される場合がある。]
[0096] ウイルスの腫瘍浸透を増大させるために、リラキシン、コラゲナーゼ、MMP等の細胞外マトリックス分解酵素をコードする導入遺伝子が挿入される。]
[0097] 治療的能力を増大させるために、毒素、プロドラッグ転換酵素、プロテアーゼ、抗体等の、抗腫瘍活性を有するタンパク質をコードする導入遺伝子が挿入される。例として、TRAIL及びその突然変異、MDA−7、IL−2、TNF−a、IGF−BP−7が挙げられる。]
[0098] 映像化の目的で、及びバイオマーカーとして、GFP、ルシフェラーゼ、NIS、又はマーカーペプチド、例えばPSA、インスリンCペプチド、通常のウイルス抗原(ペプチド)等の、レポーター遺伝子をコードする導入遺伝子が挿入される。]
[0099] 引用文献
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权利要求:

請求項1
腫瘍処置用医薬を生産するための、APMV3、APMV4、APMV5、APMV6、APMV7、APMV8、APMV9、マプレラウイルス(Mapueravirus)及びFer−de−Lanceの群から選択されるパラミクロウイルスの使用。
請求項2
前記ウイルスが、RNAレベルで配列の同一性が80%を超える、極めて近縁のパラミクソウイルスである、請求項1に記載の使用。
請求項3
前記ウイルスが組換え種である、請求項1に記載の使用。
請求項4
前記ウイルスが、APMV1〜9を起源とする1つの追加的な遺伝子を発現するように改変されている、請求項1に記載の使用。
請求項5
前記ウイルスがAPMV1〜9を起源とする2つ以上の追加的な遺伝子を発現するように改変されている、請求項1に記載の使用。
請求項6
前記遺伝子が他のパラミクソウイルスのF及び/又はHNタンパク質をコードする、請求項4又は5に記載の使用。
請求項7
前記Fタンパク質が、多塩基性(multibasic)開裂部位を有する、請求項6に記載の使用。
請求項8
前記ウイルスが、1つの遺伝子がAPMV1〜9からなる群に由来するウイルスの相同遺伝子により置換されるように改変されている、請求項3に記載の使用。
請求項9
前記遺伝子改変が、鳥類における病原性の弱体化をもたらす、請求項3に記載の使用。
請求項10
前記遺伝子改変が、ウイルスに、形質転換していない正常細胞よりも腫瘍細胞に対して高度な選択性を付与するものである、請求項3に記載の使用。
請求項11
腫瘍を担持しているヌードマウスに投与されたとき、前記遺伝子改変が、抗腫瘍作用により測定される高度な腫瘍崩壊能力をもたらす、請求項3に記載の使用。
請求項12
前記ウイルスが腫瘍内に投与される、請求項1に記載の使用。
請求項13
前記ウイルスが腹腔内に投与される、請求項1に記載の使用。
請求項14
前記ウイルスが吸入により投与される、請求項1に記載の使用。
請求項15
前記ウイルスが静脈内に投与される、請求項1に記載の使用。
請求項16
前記ウイルスが勾配超遠心(gradientultracentrifugation)により精製される、請求項1に記載の使用。
請求項17
前記ウイルスがタンジェンシャルフロー濾過(tangentialflowfiltration)により精製される、請求項1に記載の使用。
請求項18
前記腫瘍が、直腸癌、乳癌、肺癌、前立腺癌、卵巣癌、黒色腫、子宮頸癌、膀胱癌、グリア芽腫及び線維肉腫からなる群から選択される、請求項1に記載の使用。
請求項19
前記医薬組成物が更に化学治療剤を含む、請求項1に記載の使用。
請求項20
前記医薬組成物が更に組換え治療抗体を含む、請求項1に記載の使用。
請求項21
前記医薬組成物が更に組換え治療タンパク質を含む、請求項1に記載の使用。
請求項22
前記ウイルスが、結合タンパク質をコードする1つ以上の追加的な遺伝子を発現するように改変されている、請求項1に記載の使用。
請求項23
前記ウイルスが、酵素をコードする1つ以上の追加的な遺伝子を発現するように改変されている、請求項1に記載の使用。
請求項24
前記ウイルスが、プロドラッグ転換酵素(prodrugconvertingenzyme)をコードする1つ以上の追加的な遺伝子を発現するように改変されている、請求項1に記載の使用。
請求項25
前記ウイルスが、抗体をコードする1つ以上の追加的な遺伝子を発現するように改変されている、請求項1に記載の使用。
請求項26
前記ウイルスが、1つの抗体可変領域と1つ以上のイムノグロブリンドメインとの融合タンパク質をコードする1つ以上の追加的な遺伝子を発現するように改変されている、請求項3に記載の使用。
請求項27
前記腫瘍が転移性である、請求項1に記載の使用。
請求項28
2〜5個の遺伝子が置き換えられた結果、キメラウイルスに元のウイルス起源の遺伝子が1〜4個しか残っていない、請求項8に記載の方法。
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公开号 | 公开日
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KR20100122482A|2010-11-22|
WO2009101149A3|2009-11-05|
AU2009214066A1|2009-08-20|
EA201001266A1|2011-04-29|
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
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